理学療法学生の皆様へ 理学療法士になるには
理学療法学生になるには
理学療法士の仕事をするには資格が必要
理学療法士として人の役に立つ仕事をするためには、まず国家資格を取得することが必要です。国家資格とは、国が法律で定め、国や地方自治体などが認定する資格のことをいいます。理学療法士の場合は、「理学療法士及び作業療法士法」にもとづき、厚生労働大臣が免許を与えます。
理学療法士の資格を取るには、
まず大学・短大・専門学校へ
理学療法士の国家試験を受験するためには、養成校で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけることが必要です。養成校には4年制大学、短期大学(3年制)、専門学校(3年制、4年制)、特別支援学校(視覚障害者が対象)があります。資格取得後、より専門的な知識を身に付ける場合、研究職をめざす場合などは大学院もあります。(修士課程・博士課程)。 なお、すでに作業療法士の資格を持っている人は、養成校で2年以上学べば受験資格が得られます。また、外国の養成校を卒業した方、外国で理学療法士の免許を取得した人は、所定の手続きをして厚生労働大臣の認定を受ければ、新たに養成校に入る必要がない場合や不足した単位のみ取得すればいい場合もあります。
日本理学療法士会HPへ養成校一覧
石川県内には以下の5校の理学療法士の養成校があります。
Interview
先輩理学療法士の声
濱野 久美子さん
珠洲市総合病院所属
専門学校金沢リハビリテーションアカデミー卒業
- 石川県理学療法士会で行っている活動について教えてください
- 部員や役員として士会事業に関わらせていただいてから15年近く経つと思いますが、これまでに能登地区でのネットワーク構築活動や職能関連においては推進リーダー研修会や管理者研修会の企画・運営に携わってきました。また、シルバーリハビリ体操指導士養成認定講師として県内、特に奥能登において指導士の地域活動支援に携わっており、住民の皆さんが元気に楽しく住み慣れた場所でいきいきと生活ができるよう一緒に活動をしています。
- 理学療法士を目指す学生へのメッセージをお願いします
-
元気があれば何でもできる!
身体も心も元気に出来る理学療法士になってくださることを期待しています!
先輩理学療法士の声
藤川 諒也さん
金沢脳神経外科病院所属
金城大学卒業
- 石川県理学療法士会で行っている活動について教えてください
-
私は2019年から、石川県理学療法士会の「政策企画部」という部門に所属し、研修会の企画・運営を担当してきました。
また、「理学療法士と政治」に関する認知を広げる活動にも取り組み、会員の皆さんが社会の中での理学療法士の役割を考えるきっかけづくりを行ってきました。
2025年度からは、新しく設立された「学会運営部」の担当理事を務めることになり、石川県理学療法学術大会の企画・運営に関わっていきます。
理学療法士の専門性を社会に発信し、県士会の活動がより多くの方に届くよう、仲間とともに力を尽くしていきたいと考えています。
- 理学療法士を目指す学生へのメッセージをお願いします
-
理学療法士は、体や動きのプロフェッショナルです。ケガや病気で困っている人はもちろん、健康でいたいと願う人たちにも、私たちの専門知識や技術が求められています。
これからの時代、理学療法士の活躍の場は病院だけでなく、地域や学校、スポーツの現場など、ますます広がっていく未来ある職業だと思います。
私たちと一緒に、多くの人の人生を支える理学療法士として社会に貢献していきましょう。
